【コースレポ】茨城県広域農道「ビーフライン」をロードバイクで走ってみた

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ビーフラインについて

茨城県は「観光いばらき」としてサイクリング環境整備に力を入れていて、最近では「水郷筑波サイクリング環境整備総合計画」など、つくばりんりんロード、霞ヶ浦サイクリングロードを一体的に整備し、しまなみ海道に負けないサイクリング環境を整備しようと頑張っている。特につくばりんりんロードは市道との平面交差部分が改良され、自転車道が優先道路となり、非常に走りやすくなっている。

つくばりんりんロードの近くには筑波山、不動峠や広域農道「フルーツライン」があり、サイクリング環境はなかなかだ。

今年(2017年)も「都道府県魅力度ランキング」が5年連続最下位と言われているが、魅力的ないいところもあるのだ!

そんな茨城県だが、バイクツーリングのコースは豊富で、広域農道なんかは長大ルートが整備されており、バイクツーリングコースとしては知名度が高いものがある。

県内の広域農道は茨城県の資料によるとフルーツラインのほか、整備中のものを含めると12本。

このうち、通称「ビーフライン」をロードバイクで走ってきたのでレポする。

画像は茨城県の資料から(注PDF)。正式名称は広域営農団地農道、路線名「笠間」と「笠間2期」という。

画像の6が「笠間」で、7が「笠間2期」だ。

なんとも味気ない名前だが、愛称の「ビーフライン」のほうはしっかり浸透しているだろう。

常陸大宮市の国道118号から城里町を通り、笠間市の国道50号までを結ぶ広域農道だ。

「ビーフライン」と名前だと、のどかな印象を受けるが、この道路は登っては下りを繰り返すアップダウンが激しい道路で勾配10%を示す標識が度々遭遇する。距離にして約31km、獲得標高は約570mである。

わかりやすくするため、「地理院地図」とビーフラインのルートを重ね、標高を10倍に強調表示してみた。高低差のある山の中を通っているワインディングになっていることがわかるだろう。

このルートを茨城県笠間市から常陸大宮市のビーフライン入り口交差点まで走ってきた。

笠間~城里町境界(郡市界)まで

笠間市側だと、国道50号線と国道355号バイパス、県道1号(主要地方道)宇都宮笠間線との石井交差点から、県道を北に400mほど進むと、ビーフラインの始まりとなる。

国道50号から県道1号を進んだ場合、ビーフラインの始まりの手前に、「石挽きそば家 尚庵」があり、道路看板も立っているのですぐわかるだろう。

関連ランキング:そば(蕎麦) | 笠間駅稲田駅

「尚庵」を過ぎ、最初の信号のある交差点から「ビーフライン」となる。

笠間市総合公園」を右手に見ながら、ビーフラインのサイクリング開始である。

いきなり、勾配10%の標識が登場するが、これを登ったら下り、を連続した道路となっている。

ここから城里町までは登り基調となる。

距離にして7kmほどだが、獲得標高は200m強、全体の30km強の距離で得られる、半分弱の獲得高度を稼いでしまう、ちょっとしたヒルクライムとなる。

ビーフライン笠間側終点)~城里町境界

笠間市総合公園から2kmほど進むと途中に「そば処 三之助 」がある。


さらにそこから1.5kmほど進むと、ピークが標高170m最初の峠「勘定台(かんじょうだい)」に差し掛かる。

この峠には地形図には表示されていない地名だが、ここに「NPO法人 時習志士の会」が設置した看板があり、その歴史を知ることができるので脚を止めて、歴史を堪能するのも楽しいと思う。

概要だが看板によるとこの峠は、笠間市寺崎(R50号のあるあたり)と笠間市石寺(城里町との境)を結ぶ道であり、往来する人々がこの峠で一休みした際に物品を販売して得た金銭を勘定したので「勘定台」と呼ばれている説と、鎌倉時代に笠間市の佐白山に築城された笠間城がよく見えたことから「観城台」と呼ばれている説の2つがあることを紹介している。

普通なら通り過ぎてしまうところだが、ちょっと脚を止めて佐白山(笠間城)を眺めて見るのもアリだろう。

その「かんじょうだい」だが、登りきった実際の場所には、看板などのなんの目印になるようなものはない。
(花を背景とした「道路をきれいに」という看板はあるが)

「勘定台」を過ぎるとしばらくは下りとなる。路面はいいので快調に下ることができるので気持ちがいい。

笠間湖付近の茨城県道39号笠間緒川線との交差点まで、しばらく下りが続く。

左(北)に行くと「さくらトンネル」、右(南)は笠間湖(飯田ダム)だ。

県道との交差を過ぎると城里町との郡市界まではふたたび登りとなる。

登りきったところで城里町に入る。

城里町~県道51号、「物産センター山桜」まで

城里町に入ってから、県道51号までのルートはこちら(5.6km)。

「せせらぎ」~物産センター山桜

城里町に入ってからは茨城県道113号までは-6%ほどの快適な下りのワインディングだ。

下りきると県道113号との交差点と接続する。この交差点には福祉の店 「せせらぎ」がある。
また、自動販売機も設置されている。

ここから、「高田山(標高255m)」付近の標高200m強まで登りとなる。ここの標高は120強、高田山の脇をビーフラインは通っており、200m強まで登らなくてはならない。

この区間の最高標高までは距離にして約1km、勾配7%弱で高度を80mほど登っていく。
この切通し箇所が標高200mほどで、ここを過ぎたら県道51号との交差まで下り基調だ。

切通しを過ぎると高田山方面の林道との交差を通過。

「ひたち平和記念墓地公園」もサクッと通過。

あっという間に県道51号の交差まであっさり到着。

県道51号との交差点には、「道の駅」的な施設の「物産センター山桜」がある。

休憩スポットだが、この先はビーフラインを通る限り常陸大宮市までコンビニがないので、ここで休憩しておくことをオススメする。
地元、古内茶の茶葉を粉末にして混ぜ込んだソフトクリーム「やぶきたソフトクリーム」がある。
(こいつを食べずに通過してしまったことが悔やまれるとともに休憩しなかったことを非常に後悔している

物産センター そば処 山桜
物産センター そば処 山桜
ジャンル:城里町のそば処
アクセス:常磐自動車道水戸I.C. 車20分
住所:〒311-4402 茨城県東茨城郡城里町小勝80(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 笠間・城里×そば
情報掲載日:2017年10月12日

物産センター山桜~国道123号「阿波山十字路」

物産センター山桜~国道123号阿波山十字路

物産センター山桜を出るとまた800mほど、斜度9%弱の登りになる。

この切通まで結構な斜度で登るが、ここを過ぎると国道123号の阿波山十字路までは下り基調だ。

送電線の鉄塔が見えてくるところで県道112号となり、道路指定は広域農道ではなくなる。
阿波山十字路までは県道112号だ。

細かいアップダウンがあるが、しばらく日本自動車研究所城里テストセンター方面の交差点まで下りだ。

交差点を過ぎると、建設中の県道112号バイパスとの分岐がある。
バイパスはまだ建設中であり、途中で行き止まりになってしまうのでここは狭い方の道をまっすぐ進む。

バイパスがすべて開通すれば、大桂大橋と接続するので、新たなルートとしての”ビーフライン”になるだろう。

バイパス分岐を過ぎ、県道246号との交差点までは下り基調だ。手前で少し登って246号の交差点に到達。

左(北)に行くと「こまねぎ峠」、右に行くと城里町中心部方面だ。ここはまっすぐ進む。
県道246号との交差を通過後、田園風景の中、細かいアップダウンを繰り返し進んでいく。

しばらく進むと岩船地区にでる(岩船郵便局あり)。

岩船地区を過ぎると、再び田園風景の中に。
途中、農道との交差があるが、ここを左に曲がると部分供用している県道112号バイパス方面に向かうことができる。

そのまま道なりに進むと国道123号の「阿波山十字路」までたどり着く。

阿波山十字路~国道118号「ビーフライン入口」

国道123号「阿波山十字路」~国道118号「ビーフライン入口」

阿波山十字路を左折し、「大桂大橋入口」交差点まで、国道123号を北上する。

阿波山十字路から国道123号を北に1km弱進むと「大桂大橋入口」交差点に到達するのでここを右折する。
県道112号バイパスが全通するとここに繋がる。ビーフラインも残り10km弱だが、このあたりから、交通量が多くなり、トラックなどと一緒に走ることが増えるので注意が必要だ。

ロングライドだと、どうしても交通量が多い道路を走る機会が増える。

なるべく旧道を使うようにしているのだが、それでも主要幹線道路を通ることをなかなか避けられないので後方の車両接近を知らせてくれる「Garmin Varia」を買おうか、本気で考えているところだ。クルマではマツダが2008年に国内初で搭載し、今ではだいぶ一般的な技術になっているが、それが自転車にも普及してきたところだろう。

今はキャットアイの「RAPID X2 KINETIC」を使っていて、照度もあるのでアピールできている(夜も明るい)と思うが、バッテリーのモチも含め検討中だ。

GARMIN(ガーミン)
販売価格 ¥23,000(2017年10月14日16時0分時点の価格)
国道123号「大桂大橋」交差点を左折し、常陸大宮市方面に向かう。
ここで「ビーフライン」の標識が復活。
しばらく進むと「大桂大橋」に差し掛かる。橋長は747m、路肩も狭く、那珂川を渡って、国道118号や常陸大宮方面に向かえる最短ルートなので交通量が多いので要注意だ。
大桂大橋の途中から常陸大宮市に入る。橋を渡りきると小野トンネル。
100mほどで小野トンネルを抜けるとすぐの交差点を左折し、 水戸北部中核工業団地方面に向かう。
ちなみにここからは県道21号線との交差までは厳密にいうと、広域農道「ビーフライン」ではなく、都市計画道路「宮下清水線」となる。
工業団地方面に向かうが、ここから県道21号を過ぎる2km弱までは登り区間となる。
ビーフラインの残り10km弱となるが、登った分、すぐに下りを繰り返すアップダウンが連続する区間となる。
工業団地の中を進んでいく。交通量は今まで通ってきた道より、かなり多くなる。路肩は広い。
県道21号との交差はそのまま直進する。
ここから、ふたたび広域農道となるので、ビーフラインの標識が復活する。
グリーンハウス大宮」(農産物直売所)を右手に見ながら通過する。
アップダウンを繰り返し進んでいく。しばらく眺望はない。
JR水郡線を跨線橋で渡る。
水郡線を過ぎると国道293号までは距離は700mで勾配6%の登りだ。
国道293号との交差(八田坂上交差点)に到着。ここにはコンビニ(セブンイレブン茨城大宮八田店)あり。
ここからはビーフラインは残り2km。基本的には下り基調だがアップダウンを繰り返して進んでいく。
一気に下り、一気に登るインターバル的な感じ。
しばらく進むと国道118号「ビーフライン入口」交差点だ。
ここまでが総距離31km弱のビーフラインとなる。

まとめ

ビーフラインを左に曲がると大子町方面だ。
またビーフライン入口から国道118号を2kmほど進むと道の駅常陸大宮がある。えごまジェラートで補給もありだろう。
このほか、1kmほど大子町方面に向かうと、北茨城市まで続く、もう一つの広域農道「グリーンふるさとライン」と接続する。
ビーフラインと組み合わせての長大ルートを作ることも可能だ。
ビーフラインは信号も少なく、ワインディングもあるのでバイクには気持ちのいいツーリングコースとして有名だ。
これをロードバイクで走ってみた感想は、アップダウンが続くインターバル的なルートだった。
眺望はほとんどないので自転車でのツーリングコースとしては向かないかもしれないが、笠間と物産センター山桜あたりまでは、交通量も少ないのでトレーニングコースとしてはいいだろう。
登ったり下ったりが連続するので河川敷のように、平坦が続くことがないので”飽きない”のは間違いない。

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