日本百名山の一つ筑波山。ここで一番有名なのは不動峠だろうが、ほかにもヒルクライムで有名なのは風返し峠がある。
風返し峠までのアプローチは、筑波山神社方面から登ってくるルートのほか、斜度15%で一直線に登る、日本の道百選「つくば道」。風返し峠の東、石岡市側から登る県道ルートで激坂として知る人ぞ知る通称「十三塚」がある。
これら以外に、ドマイナールートとして風返し峠の南、筑波山南嶺にある「林道白滝線」がある。
始点の標高は66m、県道と接続する終点は346m、距離3kmで標高差280mで平均勾配は9.3%になっている。激坂といわれるつくば道(本道)が平均13%弱、十三塚はそれ以上なので難易度はそれほど高くない。
この白滝林道でヒルクライムしてきたので紹介する。
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アクセス
林道始点はつくば市臼井の六所地区からになる。アクセスは「つくばりんりんロード」の筑波休憩所からか、北条から、つくば道(茨城県道139号筑波山公園線)を通り「臼井赤塚」標識のある交差点を「六所皇大神宮跡」方面に進む。
林道始点
「臼井赤塚」から、1.3kmほど進むとの六所地区の「筑波ふれあいの里」方面への看板がある交差点に着く。ここが林道始点だ。
この交差点にも標識(臼井六所)が設置されている。
ここから白滝まで1.8kmとの表示があるが、これは途中にある林道の名前の由来となっている「白滝」までの距離だ。終点はさらに1.2km先だ。
始点を過ぎるとすぐ、「林道白滝線」の看板が立っている。ここからヒルクライムの開始だ。
始点~白滝神社
始点を過ぎるといきなり勾配10%越えの登りがいきなり始まる。700mほどで林道筑野線とぶつかる。勾配10%、ここまでで70mほど登っている。
ここにも標識(臼井 白滝林道)が設置されている。左に曲がると林道筑野線で「筑波ふれあいの里方面」に向かう、白滝林道は直進だ。
林道分岐を過ぎるても勾配10%越えの登りが続く。
途中、「宝心館」の記載のある石柱を過ぎる。ここまでで1.2km,標高差は120m。
石柱を過ぎ、150mほど進むとつづら折りにたどり着く。林道白滝線での数少ないつづら折りの一つ目だ。ここを過ぎるとちょうど中間になる。
つづら折りを通過すると、白滝神社まで10%の300m直線になる。白滝神社手前で勾配がゆるむので先が見えない。
淡々と登ると白滝神社に到達する。
白滝神社~林道終点
白滝神社を過ぎるとこれまで直登のように斜面に対し、そのまま登っていた林道はつづら折りで高度を稼いでいく。平均斜度は10%を下回るので、前半よりは”比較的”ラクになる。ここから終点まで残り1.2kmだ。
途中、林道分岐になぜか犬小屋が置かれている。
犬小屋を過ぎ、つづら折りで高度を稼いでいく。
コーナーとコーナーの間は150mほどのストレート。勾配は12%弱だ。
高度を稼いでいき、進んでいくとT字にぶつかる。ここは左折だ。
ここには筑波山を日本一の桜の名所として知られる奈良県吉野山と並ぶ桜の名所にしようと、昭和60年から63年にかけ、1500本もの桜を植樹した経緯を記載した「名所 桜山」の石碑が設置されている
「名所 桜山」の石碑を過ぎ、しばらく進むとコンクリート舗装になる。終点までもうすぐだ。
コンクリート舗装を登ると県道と接続し林道白滝線は終点となる。つつじヶ丘に至るループ橋が見える。
まとめ
筑波山の風返し峠激坂と知られる十三塚、つくば道、湯袋峠からの湯袋観光道路などがあるが、ドマイナールートとして、林道白滝線もある。平均勾配は10%と激坂とまではいかないが、なかなかの上り応えのあるヒルクライムコースだ。
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