【コースレポ】広域農道はどこに行く? 茨城県広域農道「アグリロード」

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アグリロードについて

茨城県内の広域農道は、15路線あり、愛称が付けられているものは12本ある。

このうち茨城県では、つくば市から坂東市まで既存県道とも共有した約18km、そのうち約13kmを新規整備し、「アグリロード」として結んでいる。全線2車線道路である。この「アグリロード」をロードバイクで走ってきたのでレポをする(2017年11月現在)。

まだ未供用区域もあるが、かなりの距離が供用されている。

フラットで信号も少なく走りやすいルートで、接続する「ライブライン」を組み合わせると結構な距離になる。

画像は茨城県の資料から。正式名称は路線名「つくば下総」「つくば下総2期」となっている。

アグリロードは小貝川(をまたぐ区間はアグリロードはないが)と鬼怒川も渡り、景色的にも変化が多く飽きないルートだ。

小貝川と鬼怒川だが、下妻市と常総市は国土交通省の「かわまちづくり支援制度」により、ハード面の整備として河川堤防の上をサイクリングロードとして整備することが決まっており今後、サイクリングコースの幅がさらに広がることが期待される。

画像は国土交通省の資料から

アグリロード(つくば市東光台~上郷)

アグリロード始点のつくば市東光台から始まる。東光台を南北に通っている4車線道路だが「都市計画道路面野井酒丸線(おものいさけまるせん)」である。

この交差点から小貝川手前の上郷地区までの約6kmをほぼ直線で結んでいる。一部で未共用区間(要迂回)があるものの、近いうちに開通しそうな雰囲気だ。

東光台から上郷までのルート図。

つくば市東光台~上郷(本金)

交差点を進むとさっそく「アグリロード」の看板が見えてくる。

県道45号との交差まで若干の登り降りがあるが、ほぼフラットだ。

茨城県道・栃木県道45号つくば真岡線との交差点。

この交差点を過ぎ、200mほど進むとガードレールが横に並べられている箇所があるが、シケイン状なのでそのまま進むことができる。

供用部手前で舗装が無くなり、砂利になる。

未供用区間は工事が進んでいない。県道45号線バイパスまでの区間は迂回する必要がある。

県道反対側から。ガードレールの車両止があるので車両は入ることができない。草木も刈り払われていない状態だ。

少し進んだ林道交差部。それより先まで舗装が完了している。

地形図と道路が描かれている箇所が一致している。

つくば市内のアグリロードはこの区間だけが工事中だ。

残り120mほどの工事が完了すれば全通なので、早期開通を望む。

アグリロードと県道45号バイパスの交差部から西は供用済だ。ここから、つくば市内のアグリロードは2.5kmほど。

フラットな2車線道路が続いている。

しばらくフラットロードを進むと県道133号との交差部に到着する。

ここから、アグリロードは小貝川を挟んで、常総市側の国道294号常総バイパスまでは寸断されている。

旧県道123号の福雷橋経由で小貝川を渡れるので、そこを通ることにした。

このルートはアグリロードまでは約4km強の距離で最短距離。

アグリロード間ルート(福雷橋経由)

このルートの見どころは、やはり金村別雷神社と福雷橋だ。ドラマのロケにも使われていたりする趣のある景色を見ることができる。

小貝川を渡り、常総市に入る。堤防を下り、県道129号線を進む。集落内の1車線道路だ。

常総バイパス方面に向かうため、県道129号を逸れ、田んぼの中を進む。

常総バイパスに到達(信号あり)、ここを左折する。

250mほど進むとふたたび、アグリロードの開始である。

アグリロード(常総市~坂東市)

国道294号常総バイパスから、ふたたびアグリロードに復帰する。

ここから鬼怒川を渡り、坂東市までアグリロードが続いている。

橋で関東鉄道常総線と鬼怒川を越える際はアップダウンがあるが、そのほかはすべてフラットロードが続く。

アグリロード(常総市~坂東市)

関東鉄道常総線を跨線橋で渡る。

常総線を超えたら、田園地帯を通るフラットロードだ。

そして県道357号との交差を通過。

交差点を過ぎ、鬼怒川を「常総きぬ大橋」で渡る。

鬼怒川を渡ると県道136号とぶつかる。ここを左折する。ここからは県道との共用部分となる。

ふたたび「広域農道アグリロード」に入るまで3.6km、県道137号を進む。

圏央道が見えてきたら、右折する。

右折すると、アグリロードの看板が出迎えてくれる。

アグリロード(坂東市~ライブラインまで)

アグリロード(坂東市~ライブラインまで)

県道を右折したら、ふたたび広域農道に入る。

気持ちのいいフラットロードが続く。

県道20号線と接続する。ローソンが目印だ。

案内の青看板はT字だが、すでにその先も開通しているので、そのまままっすぐ進む。

ほぼ直線のフラットロードが1.6km続く。この道路は開通して間もないようで「地理院地図」には乗っていない(2017.11時点)。GoogleMap、Yahoo!地図には記載されている。

しばらく進むとT字路となる。その先は工事中区間で迂回する必要がある。

アグリロードの”進行方向”を撮影。圏央道北側では工事している様子は見受けられない。

右折し、迂回路を進む。

迂回路を進み、圏央道をくぐる。圏央道南側だが、北側よりは工事が進捗しているようで、田の中に盛土がしてあった。

この反対側が開通済のアグリロード。ここから終端の坂東市借宿地区まで続いている。

この画像では圏央道に向かって左側がアグリロード、右が工事中区間だ。

ふたたびアグリロードを進む。仮宿まで1.4kmだ。

畑の中を通るフラットロードを進む。

県道125号とぶつかり、ここまでがアグリロードだ。この先直進と右折は「ライブライン」になる(標識などはなく、わかりにくい)。

まとめ

つくば市と坂東市を主要幹線道路を結び、沿線の農産物の物流の迅速化のため、作られたアグリロード。

現状、つくば市と坂東市内の一部で工事中だが、区間も短いので早期全通を期待する。

道路全体で見ると比較的あたらしい道路なので路面もいいところも多く、フラットで走りやすく、気持ちのいい道路だった。

ライブラインと接続しているので、組み合わせたサイクリングコースにもできる道路なので、これからの工事の進捗を期待したい。

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