【レースレポ】第8回 筑波山トレイルラン大会 2017 その1

初の関門タイムアウトになってしまった峨山道トレイルラン。

峨山道で亡くした足の爪の具合もだいぶ良くなってきたので、どれだけ走れるようになったのかの確認も兼ね、取り敢えずはショートレースから、ということで手始めに毎年12月に開催されている「筑波山トレイルラン大会」のロング(24.4km)」に出ることにした。

Contents

コースについて

スタート・ゴールは例年通り、旧八郷町の湯袋峠の近くの「石岡市つくばねオートキャンプ場」だが、今年はコース変更があり、例年は桜川市の椎尾山薬王院まで下り、御幸ヶ原まで登るコースだったが、途中の林道と登山道との交差までにショートカットとなり、2016年の29.2kmから2017年は24.4kmとなった。

5km短縮に伴い、エイドも4箇所から3箇所に減っている。

石岡トレイルランクラブ主催の大会は食料飲料ともにエイドが充実しており、コーラも飲める(ちなみに炭酸は入ったまままだが、ゆっくり飲めば大丈夫。めちゃウマに感じる)!

エイドの数も1箇所は3回通過するので実質5箇所なので十分だ。

獲得標高は公式だと1,941mある。そんなに多いのか?と思い、比較のため公式のGoogleMapから落としたKMLをルートラボで見ると1,392m、GarminConnectだと1,525mだった。参加した際のGPSウォッチの走行ログだと1,480mだったので実質1,500m程度だろう(公式数値だと走ったことのあるOSJ安達太良山50kの距離と獲得標高のちょうど半分になるが、キツさは安達太良山の半分走ったときのほうが上だ)。

大会会場までの移動

スタート地点のつくばねオートキャンプ場のアクセスは、JR石岡駅とつくばエクスプレスつくば駅からの無料シャトルバスを使うか、自家用車で石岡市立旧八郷南中学校(茨城県フラワーパーク近く、フルーツラインの下青柳交差点から約500m)が駐車場となり、そこからシャトルバスでスタート地点付近の湯袋峠まで移動する3パターンある。

駐車場からのシャトルバスは結構な本数が来て、多数の参加者をピストン輸送していたので、ほとんど待つことなくスムーズに乗車することができた。  

受付~スタート

駐車場からシャトルバスに乗車し、スタート地点まで向かう。
シャトルバスはスタート地点付近の県道150号線と湯袋観光道路の分岐までで、そこから徒歩で距離600m移動する(ちなみに獲得高度は68mの坂)。
駐車場に戻る際はまたここまで徒歩で戻る必要がある。
スタート地点のつくばねオートキャンプ場に着いたら、まずは受付だ。

各クラス(ロング、ハーフ、ビギナー)ごとに別れているので、エントリーしたクラスで受付し、参加賞(アームカバー)を受領する。

受付隣ではトレイルランのアンケートを実施しており、郵送された参加案内にアンケート用紙が同封されていたので、事前記入しておいたので、提出するとポケットサイズの「塩熱サプリ6粒入シート」を1個もらうことができた。

受付会場には仮設のトイレの設置はないので激混みになるので、可能であれば事前に済ませておくのがよいだろう。
(ちなみに駐車場には、仮設トイレ1箇所は確認。)

受付完了後、丘の上にゴール地点を通って、スタート地点まで移動する。スタート地点は道路上にあり、ゴール地点より一段低い。

コースは、御幸ヶ原まで登ったら、ゴールまでは下りとなるが、ゴール手前で最後、丘を登るレイアウトになっている。

スタート~ロング関門(ビギナー折り返し地点 2.7km)

つくばねオートキャンプ場より、09:30の予定通りスタート。

スタート地点の標高は約280m強、まずは林道を通り2.7km先のロング関門まで一気に高度を上げる。全体高度の13%をここで獲得。心拍数が一気に上がり、いきなりキツイ!

林道区間はロング関門を過ぎ、6.2km先の登山道(薬王院コース)との分岐まで続くので、道幅も広いことからトレイル名物の渋滞はしばらくない。早いペースでレースは始まる。

ロング関門(2.7km)~第一エイド(4.3km)~薬王院コース分岐(6.2km)

ロング関門(2.7km地点)まで来ると標高480m、林道と登山道(薬王院コース)との分岐(6.2km地点)は標高430mなので若干のアップダウンはあるがここから下り基調となり、さらにスピードが上がる。

筑波高原キャンプ場を左手に見て通り過ぎると1回めのエイド(4.3km地点)に到着する。

ここでは水分(水、スポーツドリンク)のほか、糖質(大福モチ)、塩、クエン酸(梅干し)などを補給できる。このエイドはあと2回通過する。この大会のルールとして、ほかのトレイルランのレース同様にコップはないので自分で用意する必要がある。

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エイドを通過すると裏筑波観光道路と合流、ここから登山道分岐までは舗装されたロード区間だ。
裏筑波観光道路は桜川市の旧真壁町まで下っていく道路なので、男の川を渡ってすぐに林道鬼ヶ作線と接続するので、ここを左折する。

林道鬼ヶ作線は全長2.1km、薬王院まで続く林道酒寄線と接続しており、前年度までは全区間走っていたが、2017年度は途中の薬王院コース分岐の1.5kmまでとなっている。

林道鬼ヶ作線入口の標高は約420m、薬王院コースとの分岐は約430mであり、分岐後は緩やかな登りがあるものの、比較的標高差はなくスピードが出る区間となっている。

舗装された林道を進むと、登山道(薬王院コース)との分岐となる。この分岐(標高430m)から御幸ヶ原(標高795m)まで1.6kmの距離で高度差360mを一気に登る。

薬王院コース分岐(6.2km地点)~エイド2回め(9.8km地点)

ここからシングルトラックのトレイルが始まる。このレースでのトレラン名物の渋滞はここから。

シングルトラックは登りきる御幸ヶ原まで続く。
坊主山を過ぎ、御幸ヶ原までは比較的に道が広くなっている区間がある。そこまでは延々と階段が続く急登区間があり、勾配もかなりキツイので、”走れる”コースではない。

坊主山付近までの距離750mで高度を200m強稼がなくてはならない(勾配27%弱!)
キツイとされる裏筑波の”木段”区間だ。

坊主山付近まで登りきると勾配は緩やかになるので、ここからは”走れる”ようになる。
標高は700mほどまで登っている。2日前の金曜日に降った雪が少し残っていた。

標高800m弱の御幸ヶ原が近くなると結構な雪が残っていた。

低山といえども、スタートと頂上付近では気温差はそれなりにあるので、ある程度のレイヤリングはしておく必要がある。

ここまでの登りで汗だくになっていたが、MILLETのDRYNAMIC MESHをアンダーに装備し、快晴だったので、アウターを長袖シャツ1枚で参加したが、汗冷えもなく快適であった(途中、すれ違った登山者の方に「いいアンダー着てるね!」とお声をいただきましたw)。オールシーズン対応のスグレモノで稼働率No.01!(ロードバイクでも愛用中です。見た目が少々変態チックだが)

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そして、御幸ヶ原まで登りきると一気に視界が広がる。記憶にあるだけだが、ここ数年の12月のトレランレースが開催される”日曜”は関東周辺は天候に恵まれていて、快晴だった記憶しかない。今年も雲一つない快晴だ。

登ってきた御幸ヶ原はケーブルカー筑波山頂駅が目の前、表筑波の登山道は登山客も多く、紅葉シーズンということもあり、かなり混雑していた。このため、御幸ヶ原は走行禁止区間になっている。

ただ200mもない区間であり、お土産屋(仲の茶屋)を過ぎると再び走行OKだ(スタッフが教えてくれます)。

ここから「ユースホステル跡」の1.2kmまでは未舗装の林道区間、「ユースホステル跡」からは舗装された裏筑波観光道路に入り、ふたたび裏筑波観光道路入口のエイドに向かう。

頂上付近だけは林道にはならず、シングルトラックのトレイルとなっている。開催2日前の金曜日に降った雪と低気温の影響で凍結しており、プチ渋滞が起きていた。

北側斜面、午前中で終わるレースの序盤ということもあり、凍った土と氷はガチガチだった。

ところどころツルツル滑る箇所もあったが、このレースでチョイスした「LA SPORTIVA (ラ スポルティバ) Bushido」のラグが深いソールで安心して走ることができた。”土踏まず”のサポートもあり、軽くて30km程度のショートレースでよく使っている(そこまで衝撃吸収性ないのか、50kmくらいになると足が痛くなってきたので、まだまだ”足ができていない”ことを実感させてくれたぜ!総評して”オールラウンダー的ないいトレランシューズ”です!)

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上のガチガチのシングルトラックから少し下るとダブルトラックの林道区間となり、一気に下る。
舗装された裏筑波観光道路に入るとエイド(2回め)はもうすぐだ。

続きます。

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