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導入経緯
トレイルランニングのバックパックを選ぶにあたって、距離に比例して必要となる装備も増えるので容量が要求される。
たくさん収納しようとすると、必然的に容積が大きくなるが、バックパックを下ろすシチュエーションってどれほどあるだろう?と考えたとき、ミドル以上で温度差が大きいレースや、公共交通機関を使ってワンウェイで走るときなど、それなりに荷物を運ぶ必要があるときなんかに限られ、そこまで必要かと考えていた。
今はロングまで使えるオールラウンダーの「salomon SKIN PRO 14+3 SET」を使っている。
1.5Lのハイドレーション付きで、サイドジッパーを広げることで+3Lとなり17Lまでの容積を誇る。
このほかサイドポケットにエナジーバーなんかを多数収納可で、ザックを下ろさずにアクセスできることや、背負うのも負担にならないなど、よく考えられているザックで、どれか一つを選ぶかと考えに考え、選んだバックパックだ。
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ただ、30kmまでのレースや練習でハイドレーションは使わずボトルで済ませてしまうし、スタート・ゴールも同地点となるので、荷物もそこまで持たないことも多く、容量を必要としないシチュエーションが出てきた。
そこでトレイルランニングのショートレースや練習で使えるバックパックがないか物色し、僕の使い方ならベストタイプがよさそうだと思い、下ろすこともないので前面ボトルが可能なもので絞っていった。
最終的にULTIMATE DIRECTIONとinov-8のベスト2種類に絞り、容量は多くないinov-8 Race Elite Vestにをチョイスした。
こいつの使用感をレビューする。
重量について
商品構成はベスト本体と付属する500mlボトル2本だ。
ベスト単体での重量は200g強。100gほどはザックより軽い。
ボトル1本の重さは60g強。
付属ボトル
付属する500ml入りの専用ボトルは、ベストに付属ゴムで飲みくちに引っ掛け固定する。
飲むときなどはゴムを引っ張って、取り外す。
ボトルへ水を入れる際は、飲み口のキャップを取り外す。取り外した口の大きさは約3.5cmだ。
ボトルには目盛りがあるので、水分量の調整が可能だ。
ボトルの口は3.5cmあるので、粉のスポーツドリンクやハイドレーションタブレットの投入もラクラクだ。レース中のエイドでも補給をラクに受けることができるだろう。
ハイドレーション
前ポケット
ベスト全面に装備されたポケットは左右3個で計6個ある。このうちボトルで2個使用するので残りの4個にジェルなどを入れることが可能だ。ポケットには脱落防止のためフタが付いている。
中段のポケットは、下段のボトル用のポケットとのクリアランスから大きさ的に10cm程度までのものが入る。エナジーバーだと2本を入れられる容量だ。
その他の装備
このベストには緊急用の笛(ホイッスル)がベスト左側前部に標準で付いている。スライドさせると取り外しが可能だ。
ハイドレーションを格納できる背面部分には、コードが備えてあり、ポールなどの荷物を括くくり付けることが可能だ。
まとめ
軽量でジェルなどの行動食はそれなりに搭載できることがわかった。
身につけてみた感じだと羽織って、2箇所を止めるだけだが、フィット感はいい。
ただ、こいつには携帯電話を入れられるポケットがない。
レースでは緊急用として携帯することを義務付けられていることや、今時持ち歩かないということは考えられないので、携帯電話を身につけるためには、別途ランニングポーチが必要だ。
<2017.12.16追記>ELITE VESTに追加するランニングポーチ購入、詳細はこちらへ。
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